高齢化社会が進んでいくにつれて認知症の方が増えてきています。

加齢と共にいつもはすっと出てきていたはずの人物の名前が思い出せないと言う事は良くある話です。

大体は後で何かのきっかけで思い出すのですが、そこが認知症の方との違いです。

ご本人は「自分で何でも出来ていますよ」と自信たっぷりに話されるのですが、あとでご家族にお聞きすると全く違った答えでとまどってしまう事があります。

 

最近は、介護認定の申請の際に認知症の有無をチェックするテストが加えられています。

ここで初めて認知症が疑われる場合もあります。

 

最終的には専門医にご紹介して診断・治療をお願いすることになりますが、かかりつけ医で認知症のテストやご家族からの聞き取り、頭部のMRI検査など済ませておくとスムースに診察が進んで専門医の先生の手間も省けます。

治療で病状が落ち着いたら、こちらで他の治療と併せて診てみていく事が出来ます。

 

最近では早期の認知症の段階(軽度認知障害・MCIといいます)で早めに診断をし、治療を始めた方が進行を遅らせることになるという報告も出てきました。

また、血液検査や脳の血流検査などで早めの発見もできるようになっています。

これらについてもいつでも気軽にご相談下さい。

 

認知症の検査

気になる場合は簡易検査があります。自分でされるか、ご家族が代わりにして参考にしてみてください。

 

   簡易長谷川式テスト

 

   MMSE

 

   DASC問診

 

   RDST(・判定・(1) 14以上書けたなら8点、11136点、8104点、572点、4以下だと0

              (問2) 一つ正解ごとに1点 ・1問と2問合計して‥7点以下だと‥疑いあり、4点以下だと‥強く疑いあり

 新しい認知症スクリーニング検査The Rapid Dementia Screening TestRDST 酒井佳永先生監修(順天堂大学医学部精神医学教室)

 

mail:eishin@cap.ocn.ne.jp

URL:https://furola.jimdo.com/

最寄りの連携医療機関

  

昨年までは発熱して受診された場合は、インフルエンザの検査を普通の格好で鼻咽頭ぬぐい液検査していましたが、今年は新型コロナウイルス感染症との区別がつかないので、十分な防御態勢を取らせて貰って鼻腔や唾液による検査を両方のウイルスにしなければなりません。

 

(コロナ検査は抗原検査又はPCR検査をします。3抗原検査は外来で2-30分位で結果が出ます。更なる検査が必要な方は、PCR検査に移行します・・翌日に結果出ます)

検査は、一般の受診者と接触しない体制で検査を進める必要があります。

個別に検査の時間を決めたうえで受診して頂かねばなりませんので、予め受付に電話をしていただく必要があります

 

検査予定となっている方は、検査時間前に、車で来られた方は車中から、歩いてこられた方は来院後駐車場から電話(096-372-5577)してください。

 

急な発熱などの方は随時診療いたします。

(木)、(土)は12時30分までですのでご注意ください(午後は休診です)